事故直後は、負傷の痛みを感じられないことがあります。
なので必ず病院に行き医師の診断を受けておきましょう。
その理由は、負傷者が痛みを感じられない状況にあるかもしれない、ということです。
この状況はさらに2パターンに分かれ、ひとつは明らかに負傷を負っているのに痛みを感じていないもの、そして痛みや症状がすぐには現れない負傷である場合です。
興奮状態では、痛みを感じない場合があります。
交通事故の直後は、大抵の人は突然のアクシデントに遭遇したことで興奮状態にあります。
実際に、負傷の程度は軽そうだけれども念のために病院へ行こうということで、自分の足でスタスタと救急車に乗り込んだ人が、救急車に乗っている間に興奮が醒め、病院に着いた頃には痛みを自覚し始めて、自力で立つこともできなくなり、結局ストレッチャーで処置室に運ばれた…、という話も多々あります。
打撲や捻挫どころか骨折していても、事故直後の興奮状態では痛みを感じなかったという人も実在しますので、事故現場で何ともないと思ってもしっかりご自身の体に負傷箇所があるかどうか確認する必要があります。
それは自分であれ、同乗者であれ、事故の相手でも同じことが言えるので、注意深く対処する必要があります。
交通事故後などの興奮状態には、人間の体内にはアドレナリンやβエンドルフィンという物質が分泌され、痛みを感じにくくなると言われています。
そういったホルモンが分泌され興奮状態になると神経に痛みが伝わりにくくなり時間が経った後に痛みが一気に出ることもありますので必ず病院に行って診断を受けしっかり時間をかけて治療していきましょう。