交通事故でのむち打ち症状に気をつける

むちうちの種類と症状

鞭を打つような形で首に不可が掛かって首周辺を損傷してしまうことをむちうちと言います。大部分が「頚椎捻挫」というもので、首の痛みはもちろん神経を傷つけていると、手足のしびれや倦怠感、めまいなどの症状も併発してしまいます。

しかし、むちうちの場合、レントゲン上でも異常は見られず、医師からも「異常がない」と診られてしまうことも往々にしてあります。それを鵜呑みにせず、しっかりと自己の症状と照らしあわせてみてください。


頚椎捻挫型(けいついねんざ)

むちうちの大部分がこの「頚椎捻挫」です。いわゆる、首の捻挫ですが頭部を支える首を負傷することで、首・肩・背中のコリや痛みなどの弊害が及びます。



バレー・ルー症状型

衝撃が首の骨を通り越して、自律神経まで傷つけた際に発症するものを「バレー・ルー症状」と言います。自律神経を傷つけた症状としては、めまいや耳鳴り、息苦しさなどがあります。


神経根症状型

神経を支える根本が引き伸ばされたり、圧縮され負荷を受けるケースです。身体の各部位に痺れを感じたり、力が入らないような症状が出ます。




脊髄症状型

直接脊髄まで損傷してしまう症状です。脊髄の損傷により、体にマヒが残り、知覚障害や歩行障害を併発してしまうことがあります。そして、この場合後遺障害として今後も残ってしまう可能性がある、非常に危険な症状です。


脳髄液減少症

非常に珍しいケースですが、事故の衝撃により脳髄液が漏れだして、様々な症状を併発してしまう場合もあります。症状としては主に、全身の痛み、聴力・資力・味覚障害、倦怠感、自律神経症などがあります。

むちうちは目に見えない後遺障害

交通事故でむちうち症状を引き起こすのは、9割が車の追突事故と言われています。首は身体の中でも非常に不安定な場所と考えられ、衝撃にも弱い作りとなっています。交通事故の衝撃で前後に大きく揺さぶられると、首の周りの筋肉や靭帯などを損傷し、痛みや違和感を引き起こします。



これを「むちうち症」と呼びます。生じる症状は首や肩、背中、腰、膝などの痛みだけでなく、知覚障害やしびれ、耳鳴り、めまい、顎関節痛と症状が幅広いことも大きな特徴です。「むちうち症」というのは、このようなさまざまな症状をまとめて呼ぶときに使うもので、傷病名ではありません。



交通事故の直後のむちうちは痛みを感じないことも・・・



むちうち症状は、事故直後には強い痛みを感じないこともあります。事故後、時間が過ぎてからじわじわと痛み出すケースもあります。交通事故で別の治療も行っている場合、痛みや違和感が弱いことから、治療を後回しにしてしまうケースも多いようです。

しかし、交通事故でかかる関節への負担は私たちが想像する以上に大きなものです。湿布などで一時的に痛みが引いたとしても、仮に靭帯が損傷していたら、治すことはできません。


違和感を抱いたらすぐに、接骨院、整形外科などの受診をしましょう。初めて受診する日が、交通事故から1週間以上離れていると、交通事故が原因ではないと判断され、後に後遺障害等級認定に通らない可能性も出てきます。
逆に交通事故に遭われて痛みがなくても必ず病院に受診するようにしましょう。
数日後に痛みが強くあらわれることもあります。